フランス和声を習っていた頃
当時教わっていた作曲の先生が
お遊びで
何の変哲もない子供の頃からよく聴いていた海外の民謡に
すごく芸術的な和声(コード)をつけ
まるで違う曲の様に生まれ変わらせたのを聴かせてくれた事がありました。
面白かったです。
そして感動。
と同時に、
私はこの美しい響きを日常的に聴いて自分の体に馴染ませたい、と思いました。
どうしても
身の回りから影響を受けてしまいます。
それに、自分の経験していない事は自分が表現しようと思っても出てきやしませんから。
私が、アレンジで面白いなと感じる部分の一つに、ありきたりではありますが
コード付け(和声)があります。
和声付け一つででドラマチックになったり、ストーリー性が出てきたりします。
アレンジとは =
コード決定を含んだそれ以降の工程全てを言うのですが
コード付けひとつで
何を伝えたいか想像出来てしまうって、面白くありませんか?
私はそのあたりがとても面白く感じます。
例えば、
「唇を噛む動作をすると悔しさを表現できる」
みたいな伝え方の一つと似ているかもしれません。
アレンジって
ちょっとしたお遊び感覚です。
誰かがハープで弾く事によって
原曲にさらなるストーリーが加わったら面白いなあと思いながら、いつも皆さんが弾いている姿を想像して作っています。
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