今日はグランドハープ用のグリッサンドの作り方を書きたいと思います。
シンプルなメジャーコードのグリッサンドの作り方です。
(セブンスはまた別の機会に)
(画像は、いつものACさんでお借りしました)
例として、「C」コードをグリッサンドにする方法です。
他のメジャーコードも考え方は同様ですので、やり方だけ分かれば使えると思います。
さて、
アイリッシュハープの場合は、この「音階のまま」弾く事になる場合が多いと思いますが、
これをこのままグリッサンドにすると、必要のない音まで弾く事になるので、いわゆるグランドハープの「あの」グリッサンドの響きにはならないのですね。
ただ、「あえて」スケールでグリッサンドを弾く場合も実際あるので、その時による、という方が合っていると思います。
ちょっと違いを聴いてみましょうか。
どうでしょうか?
違いが分かりますか?
②の方が、一般的なイメージにあるグランドハープらしいグリッサンドではないかと思います。
という事で
②の作り方へ。
・いわゆる5音音階を作れば良いのですね。
「4,7抜き音階」と言ったりもします。
(よなぬきおんかい)
4と7の音を抜くという意味です。
抜く、と言っても
そこだけ飛ばして弾く訳にもいきませんから、異名同音を使って、隣の音と一体化させてしまえば良いのですね。
こうする事で、7つあった音が、5つの音(青い点)になりました。
下から弾くと
ドレミミソラドド
同じ音が続く箇所が出来ますね。
この連続した同じ音が、あのグリッサンドの秘密だったのですね。
では、最後にもう一度聴いてみましょうか。
この要領で、他のメジャーコードのグリッサンドも作ることが出来ます。
まずは、音階を「書き出してみる」のがお勧めです。
そこから、4,7抜きを考えてみられて下さい。
それでは今夜はこの辺で。
また明日☆彡
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