八分の六拍子が苦手な方へ。実践編③

今日は6/8の実践編として、「浜辺の歌」と「バッハのシチリアーナ」で、見て行きたいと思います。

特にリズムが分からなくても、曲を知っているので「こんな感じ」で弾いている事も多いと思います。

これを読んで、曖昧だった個所の靄が晴れたら良いなと思います。

まずはメロディーだけみてみましょう。

「浜辺の歌」

弾き始めたら、

「あ~知っている」という感じで、何となく弾けると思います。

 

でも、もし、これと全く同じリズムでも、知らない曲だったら弾けるでしょうか?

本当は、浜辺の歌が弾けたなら、弾けるはずなのですが、おそらく、弾けなくなる人続出だと思うのです。

 

ということで、6/8の考え方。

①まず、6/8は、1小節を2分割で考える。


この場合、3拍目をどのタイミングで入るか?

が曖昧になりそうだと、予測ができます。

それをクリアにする為には

 

②この背後に刻まれている「刻み」を感じる。 

幸い、浜辺の歌は、伴奏形が刻みの様になっている事が多いので助かります。

これ、すごく分かり易い伴奏形。

全部均等に刻んでくれている。。

 

あとはパズルです。
左手の均等な刻みに、右手をはめ込め(乗せる)ば良いのです。

 

この伴奏パート、先日のこれ↓と同じなんですけど、気づいた方いらっしゃいますか?

 

右手はこちらと同じ↓

 

では次。

「バッハのシチリアーナ」で見てみましょう。

何となくは弾けるけど、リズムに確実性がない、場合。

また背後の刻みを登場させてみます。

幸い、この曲も伴奏形が刻みの様になってくれています。

6/8はこのパターンが多いですよね。

ーーちょっとしたコツ☆彡ーーー

もし、今までメロディーに伴奏形をはめる、という考え方をしていたとしたら、

伴奏形にメロディーをはめ込む、という考え方に変えると、一気にリズムの精度が増します。

 

少し難しいかもしれませんが、

リズムが分からない時に、メロディーパートだけを見ていても解決にならない事は、

知っていると役に立つと思いますし、又、自分の伴奏を聴きながら弾けるようになると、アンサンブルも上手くなります。

人の音が聴けるようになります。

 

ご覧の様に、6/8は、今後、同じリズムを何度も見る事になると思います。

譜面を見た時に探してみると楽しいですよ♪

 

ということで、今夜はこの辺で。

無理せずに。

また明日。

 

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