曲や調によってハープの響き方が変わる理由⇒解放弦かどうか

弾く曲によってハープの響き方が変わる理由

アレンジの違いもあるかもしれませんが、それだけではなく

あきらかに
響きが違うと感じる事が

あると思います。

弦楽器全般に言えるのですが


弦楽器は
解放弦の方が響きやすい

からです。

レバーが上がると
(弦がしめつけられると)

音の響きが抑えられるから。

先日の記事とも少し関係あるのですが

ムチムチパツンパツン状態で張られている弦

 vs

解放されてノビノビしている弦

では、

響き方の違いを想像できるのではないかと思います。

レバーを沢山上げたハ長調より

レバーを下げた変ホ長調の曲の方が、音が伸びて柔らかい感じがします。

ただ、そうはいっても

全ての曲を♭系で弾くわけにはいかずで

歴史に残る作曲家が
様々な調で曲を書いている理由

でもあります。

ここからは例になります。

ピアノ曲でいうと

ドビュッシーの「月の光


♭5つの調が原調ですが
これには理由があったのですね。

♭系調の
少し陰のあるような
輪郭の曖昧な
モヤっとした感じ

の方が
月の光を表現するのに合っていた

という事です。

(この写真はちょっと雰囲気違うけど。食に心が・・・)

ハ長調で弾いてしまうと

クリアでハッピー

な感じになるので
あの雰囲気は出ませんよね。

原曲はピアノ用なので
レバーハープ向きではありませんが

その様な場合は、

原調云々などは置いておいて

移調するなどして
自分の持っているハープで好きな曲が楽しめれば良いのだと思います。

それでは。

また。

今日はまた寒いこと。

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