アイリッシュハープの調弦方法 レバーを下げるか上げて調弦するか

こんにちは。ハープの毛利です。

フルレバータイプのハープは

よほどの事情がない限り開放弦(変ホ長調)で調弦

します。よほどの事というのは

チューナーに表示される

E♭=D♯

が別の音だと思っていたり

変ホ長調の音階をまだ習っていないような場合です。

 

 

レバーを上げるという事は
既にピーン張られている弦に

更に

レバーで
圧を加える事によって
音程を上げていく

という事になります。

 

 

つまり

レバーを上げた状態で調弦する
という事は

ムチムチパツンパツン状態のズボンで運動するのと似ています。

想像してみましょう。

生地や糸に負荷がかかり
破けやすくなりますし
脱いだ後は膝が抜けますでしょう。

これをハープに置き換えます。

レバーを下げて
弦が緩んだ時に

音程が整いにくくなるばかりでなく

調弦の際にレバー自体にも負担がかかっている事を。

開放弦で調弦するのは
バイオリン等の他の弦楽器も同様ですが

では何故

レバーハープにだけ

開放弦でない調弦の話が存在するかというと

異名同音に馴染みがなかったり
音楽を習うのが初めて

という方には

変ホ長調での調弦は
ハードルが高いもしれない
という事で

苦肉の策的に存在しているだけです。

出来る方は早くこの方法を卒業して、変ホ長調で調弦できるようになられる方が良いですよね👆

ミ♭ ファ ソ ラ♭ シ♭ ド レ

異名同音についてはまた今度。

◆小型ハープのレバーをハ長調に設定する方法はこちらをどうぞ👇

小型ハープ初心者のための、かんたんレバー設定

 

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