昨夜は、ハープの斎藤葉さんからご招待頂き、コンサートへ行って参りました。
ナビが付いているにも関わらず、帰りにおかしな道に出てしまい、30分位遠回りをして帰る羽目になりました。
情けない・・。
さて、
内容は、ピアノデュオやカルテットなど、様々な編成のコンサートで、ワーグナー祭というシリーズではありますが、フランス物が中心の回でした。
コンサートは、ハープソロでフォーレ(即興曲)から始まりました。
難しいけど、懐かしい曲です。
私が弾いたのは、大学を卒業した新人デビューコンサートで弾いたのが最後です。
以降、何十年間一度も弾いていません。
きっと今弾いたら、体力だけでなく命まで持って行かれるでしょう。
ハープソロが素晴らしかったのは言うまでもなく、立体感のある演奏で深く厚い良い音が会場に響いていました。
ハープソロでも、足元から響く様な満足感ってあるんですよね。
あと、
最後にピアノカルテットがありました。
ベテランの先生方ってやっぱりベテランですね、という変な日本語ではありますが、思いました。
私は普段はあまり演奏会には行かないのですが、我ではなく、「曲」を表現されていらっしゃいました。
とても色彩豊かに。
役者さんで例えるなら、
役柄よりも、役者さん自体が前面に出てしまいご本人の宣伝に見えてしまう、のか?
又は、役そのものを理解して表現しているか? という違いの様な物かと思います。
ベテランの先生方の長年の音楽経験、人生経験から培われた程よい脱力感というか、ゆとりの中にある圧倒的な表現力と解釈の深さを感じました。
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